バトントワリングのチームで、10代の男子選手が指導者の男性から3回にわたって性被害を受けていたことが、日本バトン協会(東京都台東区)への取材でわかった。被害を覚知した協会の前の理事長は「同意の上の事案」などと決めつけ、話し合いで解決するよう促していたという。
このチームの創業者のホームページによると、チームは国内外の大会で複数回、金メダルやグランプリを受賞している。
協会は今年7月に弁護士3人の外部調査委員会を設置し、10月に報告を受けた。調査によると、男子選手は2月から3月にかけて、チームの代表で指導者だった男性の京都市内の自宅で、3回にわたって性被害を受けたという。選手は拒むことができなかったといい、精神的なショックを受け、選手生活を継続できなくなった。指導者の男性はその後、代表を辞任し、海外に渡航して連絡が取れない状態という。
当時の協会の理事長は選手か…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル